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ハル感想

2013.06.23 Sunday

毒を吐きます。ネタバレもありますので、ご注意。







Twitterで呟くにはネタバレもありますので、控えました。本当に大事なことはTwitterで呟いてはいけません(^_^;)



映画「ハル」を見に行きました。先日見た「言の葉の庭」と同じく、中編アニメーションです。これからこういう中編アニメって流行るのかな?
見るには悪くない尺ではあるけど。でも「言の葉の庭」が46分1000円に対して、「ハル」は50分、1200円。以前「蛍火の杜」という中編アニメーションが44分で1000円でした。



ソレを思うと、「ハル」もできれば1000円でお願いしたかったなあ(^_^;)  ついでいうなら、主観ですが1000円は割りとリピートしやすい金額でもあると思うのよ。



まあ、それでも期待の木皿泉さん脚本のアニメですから、すげ〜楽しみにしていきました。



おおっと、いきなり近未来のロボット「Q01(キューイチ)」が出てきたぞっ。
なんとワタシゃ、ネタバレするのがイヤでほとんど「ハル」に関しては前知識なしで観にいったのよね。だから、「Q01」がでてきてビックリ。これわかる人は即わかるけど、「Q10(キュート)」に続く話になるんだよね。



てっきり原作ありきのアニメかと思いきや(キャラデザインが少女漫画家さんだったので)え?これって劇場オリジナルなわけ?



ならば言わせてもらおう。木皿テイストの脚本が十分に活かされてねえよぉっっっ。(^_^;)



この短時間の中に近未来の話であることを盛り込むには設定の説明が不足していると思うよ。奇しくも本日購入した新海誠さんの「言の葉の庭 Memories of Cinema」にあるとおり、現代ものならその設定的な部分もすっ飛ばせるけど、「ハル」はそうはいかない。



とくに京都の昔ながらの街並みや藍染の伝統工芸の風景を描いているのに、ロボットが出てきたり、価格を調べるID機器、微妙な不法労働のこととか、うーん、ちょっと無理があったんじゃ?
現代に近い普通の暮らしを描きながら、その反面ロボット配下による子供の不法労働とか、ギャップありすぎな。。「お金主義」の世の中になっているのであれば、それは大事なところなので、それでちゃんと描くべきだし、そもそもそうなるとハルとくるみの価値観の違いを表すところだし、そんな二人が出会ったいきさつもなんか想像できなくなってしまうのよねえ。



言ってしまえば、設定にそこまで欲張る必要はなかったと思うだけどなあ…。



しかもあのラストを知っているとサイトの予告は反則でしょう。なんかそれは小説的にはやっちゃいけないことのような気がするんだけどなあ。まあ、ある意味その反則技が効いててのあのラストってことですけどね(^_^;)
もっとも脚本とアニメ制作はコラボではあるけど、別次元のところなんで、その責任は木皿さんにはないんだろうけど。



あと、やっぱりワタシ的には原作ありきじゃないであれば、キャラデザインに不満。なぜにあえて少女漫画テイストにしたのだ?
少女漫画が悪いってことじゃないけど、もっと普通に男女受けするキャラでよかったと思うに、少女漫画チックすぎて、脇キャラも主役二人になじめず…。
またくるみの設定からいうとちゃんと人の痛みをわかる大人の女性(京都でまがりになりにも店を構えているんですよ!!)のはずなのに、どう見ても高校生だろーっっ。(^_^;)幼すぎるよ。



ジブリキャラをおススメするわけではないけど、キャラデザインはあんな少女漫画テイストよりはシンプルな感じでも十分伝わるかと思うんだけど。せめていうなら、海羽野チカさんとかね。あまりお目目キラキラしてないキャラのほうがワタシはよかったなあ。



出てくる小物がとてもステキな分、なんか描ききれていなかった部分が惜しいなあと思う。小さな愛らしいボタンとか端切れだったり、とか、最近見ないよねえ。その昔誰かが大切に使っていたものを新たな雑貨として再生させる仕事がくるみの仕事なら、それをもう少し丁寧に描いてほしかったなあ。



とかなんとか。
そうは言ってもやっぱり木皿さんの「生きることを思い出して欲しいから」とオマケ本に書かれていた木皿さんの部屋にある「明日、あります」という表札。これに凄く感動したりしてるわけです。



うーん、もう一回観にいくとまた視点が変わるかな。



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